愛猫家のための『キャットフードの正しい選び方』その1

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猫と暮らしている人なら、きっと誰もが考えることがあります。

この子に、いつまでも元気で長生きしてもらうにはどうしたらいいんだろう?」

猫は人間よりも寿命が短いから、いつか必ず別れが来る。そう言葉では理解していても、何より大切な愛猫がいなくなることなんて考えたくもないものです。

 

だからこそ、一日でも長く一緒に暮らすため、毎日のゴハンの品質にはこだわりたいところ。

そこで、ネコのために一番いいキャットフードはどれなんだ!? と、数々のフードを比較し、模索し、探し求めてみました。

そんな探究の中で見つけた、”キャットフードを正しく選ぶためのポイント”について、拙い文章ではありますがまとめていこうと思います。

 

紹介する”ポイント”は全部で4つです。

どれも大切なポイントですので、ぜひ覚えていってください!

 

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ポイント1.危険な添加物を使っていないかチェックする

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キャットフードに限らず、食品の安全性を論じるときに必ず俎上に上がるのが『添加物』についての話題ですね。

最近では普通のスーパーなんかでも「無添加」や「添加物フリー」を売り文句にしている食品をよく見かけるので、『添加物=体に悪いもの』という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、食品添加物は必ずしも悪いものというわけではありません。

食べ物を腐りにくくしたり、味や食感をよくしたりと、いろいろな用途で役に立ってくれています。

 

ただし!

数ある食品添加物の中には、健康に害を及ぼす可能性があるとされるものが混在しているんです。

 

危険性が考えられる食品添加物の多くは化学的に作られた「合成添加物」ですが、植物などから抽出された「天然添加物」ですらも絶対安全とは言い切れません。

だから、安全な食品を選び取るときは、成分表をよく見て「危険な添加物が含まれていないか」を自分の目でチェックすることがとても大切です。

 

ここからは、特に危険性が高いとされる”要注意の添加物”を挙げていきます。

これらはキャットフードにもたびたび使われる添加物です。成分表に名前があったとき避けられるよう、よく知っておいてくださいね。

 

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ブチルヒドロキシトルエン)

危険な添加物の例として第一にあげられることの多い、BHABHT。どちらも合成酸化防止剤です。

人間の食べ物にも使われる添加物ですが、近年では発ガン性が指摘されています。

できるだけ避けたい添加物ですが、BHAもBHTも安価で使いやすいため多くのフードに使用されているのが現状です。

残念ながら、日本の大手キャットフードブランドである「カルカン」や「ロイヤルカナン」などのドライフードにもがっつり使用されています。

 

エトキシキン

エトキシキンも、化学的に作られた合成酸化防止剤の一種です。

発ガン性や、胎児の奇形をもたらす危険が考えられています。

日本では、ヒトの食品に使用することはできません。それほど危険視されている添加物ですが、キャットフードには平然と使われています。

しかもやっかいなことに、エトキシキンは成分表に記載されません。

じゃあどうやって避ければいいのかと言うと、「合成添加物不使用」と書かれてあるフードを選ぶほかないわけです。

世間で無添加食品が人気を集めるのは、こういう理由からなんですね。

 

コチニール色素

コチニール色素は、フードの色味をよくするための赤い着色料です。

ヒトの食べ物にもよく使われています。お弁当用のやけに赤いソーセージとかが代表的ですね。そのほか、口紅などのコスメにも使われます。

コチニール色素はこれまでに挙げた添加物とは違って、自然から作られた天然添加物です。

天然というと聞こえはいいんですが、何から採った色素なのかというと……なんですね。

もともとは中南米に生息していた「エンジムシ(コチニールカイガラムシとも言う)」を水に浸けて染み出た赤色を、着色料として利用したものです。製法を聞いただけでちょっと気持ち悪いですね。

製造の過程でエンジムシの持つタンパク質が着色料に混ざるため、摂取すると発疹ぜん息アナフィラキシーショックなどのアレルギー反応を起こすことがあります。

コチニールによるアレルギーの発症率は高く、かつて人間を対象に行われたパッチテストでは全体の約10%にアレルギー反応が見られたということです。

 

カラギーナン

カラギーナン(カラーギーナンと表記されることも)は、海藻から抽出された「増粘多糖類」です。

増粘多糖類とは、食品にとろみや粘りを持たせるための添加物。ほとんどのウェットフードには増粘多糖類が使われています。

似たような働きをするものに、「増粘安定剤」や「ゲル化剤」などがあります。

そのうちのひとつであるカラギーナンは、これも天然添加物ではあるのですが、わずかながら発ガン性が懸念されています。

先に挙げたエトキシキンやBHA・BHTほど強く危険視されているわけではありませんが、わずかでも発ガン性が考えられる以上、できる限りは避けたい添加物です。

ここで問題にしたいのは、成分表の表記について。

海外製のキャットフードの場合、増粘多糖類として何を使ったか、成分表にきっちり表記されます。

   「増粘多糖類(カラギーナン、カシアガム、グアガム)」

こんなふうに。

でも日本のフードの場合、表記を義務づける法律の違いから、「増粘多糖類」としか書かれていないんです。

つまり、「増粘多糖類として何を使ったか」という詳細な部分は、省略してしまってOK!というわけですね。

いやいや、買うほうからすれば全然OKじゃないです。何を使ったかはっきり書いといてくれないと困ります。

だから、国産フードで増粘多糖類が使われている場合、カラギーナンが使われている可能性を否定できません。

カラギーナンを避けようと思ったら、そのフードを買わないか、あとはメーカーに直接問い合わせるくらいしかないのが現状ですね。

 

硝酸ナトリウムと亜硝酸ナトリウム

発色剤として用いられる硝酸ナトリウムと亜硝酸ナトリウムは、どちらも発ガン性が疑われています。

ヒトが食べるハムやソーセージにも含まれる添加物で、食品の黒ずみを抑えおいしそうな色を保ちます。

キャットフードにおいては、ウェットフードやジャーキーなどのおやつ類に用いられることが多いです。

特に亜硝酸ナトリウムは、お肉に含まれる「アミン」という物質に反応し、「ニトロソアミン」という発ガン物質に変化すると考えられ、危険視されています。

 

合成着色料

「赤色3号」「青色2号」「黄色5号」など、色+号数で表記される合成着色料は、発ガン物質を作ったり、アレルギーを引き起こしたりする可能性があります。

合成着色料の一部は「タール色素」とも呼ばれ、名前どおりタールを原料に作られたものです。

普通に考えて、タールからできているものが体にいいわけありませんよね。

コチニール色素や亜硝酸ナトリウムなどもそうですが、キャットフードの見た目をよくするために安全性を落とすのはとても馬鹿馬鹿しいことだなぁと思います。

猫がフードの見た目なんて気にしますか? どうだっていいことじゃないですか?

それよりは、安全でおいしいものを作るほうに力を注いでほしいです。

そして、「見た目を良くすれば売れる」とメーカーに思わせないよう、着色料まみれのフードをユーザーが拒絶する必要がある、と思っています。

 

プロピレングリコール

プロピレングリコールは、保湿や乳化のために用いられる合成添加物です。

ジャーキーや半生タイプのフードに使われるプロピレングリコールは、毒性が強くアレルギー腸閉塞などの原因になると考えられています。

ですが、この添加物には特に警戒しなくて大丈夫でしょう。

なぜなら、猫が食べると貧血を起こすことがあるため、キャットフードへの使用は禁止されているからです。

ただし、ドッグフードにはたびたび使われているので、ワンちゃんとネコちゃん両方飼っている人は誤食に十分注意してください。

 

 

…他にも、危険性のある添加物はまだまだあります。

そのすべてを把握するのはとても難しいと思うので、フードの成分表を見て安全性が分からないものがあればひとつひとつ検索してみることをおすすめします。

 

添加物フリーのおすすめキャットフード



数あるキャットフードを「添加物フリー」の観点から見たとき、一番オススメできるのが『シンプリー』です。

高品質キャットフードの1つとしてそこそこ有名なシンプリー。

動物愛護先進国であるイギリスの動物栄養学者が開発に携わり、工場も品質管理の基準が厳しいイギリス国内にある、というのが強みですね。

シンプリーキャットフードの原材料を見てみると、

骨抜き生サーモン(31%)、さつまいも、乾燥ニシン(12%)、乾燥サーモン(11%)、じゃがいも、サーモンオイル(8.1%)、乾燥白身魚(6.5%)、生マス(4.65%)、サーモンスープ(2.3%)、ミネラル、ビタミン、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、ほうれん草、海藻、カモミール、ペパーミント、マリーゴールド、アニスの実、フェヌグリー

このようになっています。

ちょっと聞きなじみのないものがいくつかあったので、「何これ?」と思ったものを調べてみました。

アルファルファ : 多年草のマメ科植物。カルシウムやカリウム、亜鉛など、身体に必要なミネラルやビタミンや食物繊維を豊富に含む。

マンナンオリゴ糖 : グルコースとマンノースから成るオリゴ糖。腸内環境を整える。

フラクトオリゴ糖 : 果糖から成るオリゴ糖。腸の中の善玉菌を増やす。

アニスの実 : セリ科の一年草アニスの実。古くから香料や薬草として活用されてきた。

フェヌグリー : マメ亜科の一年草。香辛料や薬草として用いられ、口腔病や胃腸障害などに効果があるとされる。

気になったのは以上の5つでした。他のものはだいたいどなたでも知っていそうな肉類や植物類ですね。

ここで改めて原材料を見直してみると、危険性の疑われる添加物がひとつも使用されていないことが分かると思います。

他のフードで添加物が果たしている「保存料」「香料」としての役割は、主にハーブ類が担っているようです。

これなら、大事な愛猫に安心して食べさせられるフードとして十分合格ラインと言えるでしょう。



シンプリーは店頭流通されていないので、オフィシャルサイトからの通販をおすすめします。

 


 

ポイント1だけで予定していた文量を超えてしまったので、続きは次の記事にて。

ポイント2~4はもっとコンパクトにまとまる予定です…たぶん。

今回は添加物についてたくさん書きましたが、添加物が入っているものは全部ダメ!と言いたいわけではありません。安全なものも中にはあるでしょう。

それに、添加物を口にしたからといってすぐに病気になったりするわけでもないです。

でも、ずっと一緒に暮らしていく愛猫の健康を長い目で見たとき、悪影響を与えそうなものや、あとで後悔するような要素を残したくないと切に願っています。

だから、ちょっとでも危険そうなものは極力食べさせないよう気をつけています。

同じように考える飼い主さんの、キャットフード選びのお役に立てれば幸いです。
 



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