換毛期がやってきた!~上手にブラッシング編~

samune

 

秋から冬の始まりにかけてやってくる、ネコの換毛期

換毛期を元気で乗り切るための特集として、前回は第1弾『愛猫のカラダケア編』をお伝えしました。

今回は特集第2弾、『上手にブラッシング編』です!

 

換毛期のブラッシングが重要なワケ

換毛期が始まって抜け毛の量がいつもより多くなると、ネコが毛づくろいをして飲み込む毛の量も格段に多くなる。ということは、前回のカラダケア編で紹介した通りです。

飲み込む抜け毛が多くなると、便秘消化不良、さらには毛球症などの体調不良を引き起こすことがあります!

毛球症とは?

毛づくろいによって飲み込んだ抜け毛がお腹の中に溜まり、大きな塊になってしまう病気。

便秘や下痢、嘔吐、食欲不振による衰弱などの症状を引き起こします。

基本的にはお腹の中の毛玉を排出させるお薬で治療しますが、毛球が大きすぎて薬が効かないほど重症の場合は開腹手術が必要になります。

愛猫がこんな怖い病気にかかってしまわないよう、換毛期にはしっかりブラッシングをして、飲み込む抜け毛を減らしてあげることが大切です!

 

ブラシの種類とそれぞれの役割

では、さっそくブラッシングしてあげよう!…といきたいところですが、ネコ用のブラシって種類がたくさんありますよね。

どれを使えばいいかわからない!と迷ってしまわないよう、それぞれのブラシの役割を紹介します。

ラバーブラシ

やわらかいラバー製のブラシは、抜け毛取りに使います。

ラバーが毛をからめ取るので、抜け毛をゴッソリ取り除くことができます。

マッサージ効果もありますよ。

スリッカーブラシ

抜け毛を取る効果と、毛のもつれを解きほぐす効果があります。

小回りが利くので、足の付け根やしっぽの根本といった細かい部分もしっかり梳かすことができます。

角度が悪いとピンが地肌をキズつけてしまうので、ブラシと肌を平行に保ちながら気をつけて使いましょう!

コーム

ペルシャやメインクーンなどの長毛種のネコちゃんには必須アイテムですね。

もつれ毛や毛玉を解きほぐすのに使います。

毛が絡まりやすい顔まわりやお腹は、コームでていねいに梳かしてあげましょう。

獣毛ブラシ

豚毛や馬毛でできている獣毛ブラシは、被毛のツヤ出しに使います。

抜け毛取りの後、仕上げとして用いるブラシですね。

ブラッシングの最後に獣毛ブラシでさっと梳かすと、ピカピカツヤツヤの綺麗な毛艶に仕上がりますよ!

 

以上の4種類以外にも、ちょっと変わったタイプのブラシもあります。

たとえば、近ごろ大人気の『ファーミネーター』
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抜け毛取り用のブラシなんですが、他のブラシと比べ物にならないくらいゴッソリ取れる!ビックリするくらい取れる!!ということで爆発的に売れています!

なんでも、既に抜けている毛だけでなく、「死毛」と呼ばれるもうすぐ抜ける予定の毛もしっかり取り除く効果があるそうです。

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取れた毛の処理もワンプッシュで楽チン。

換毛期には特に重宝しそうなアイテムですね。

ただし!購入する際は十分に気をつけてください!

けしからんことに、偽物・模造品が多々出回っています…。

信頼のおけるショップから購入してくださいね。

おすすめのショップは、ペットグッズ専門店『PEPPY』さん。



大手のペットグッズサイトで、顧客へのサポートが充実しています。

ちなみに、ネコ用のファーミネーターには、長毛種用のSサイズ・Lサイズ、短毛種用のSサイズ・Lサイズの4種類があります。

ショップによっては短毛種用だけ取り扱ってなかったり、Lサイズしか販売していなかったり…ということもあるんですが、PEPPYさんではばっちり全種類揃っていました!

お値段は、¥5,832(短毛猫Sサイズ)から¥7,344(長毛猫Lサイズ)となっています。

なんだかやけに安い値段で売っているショップさんもちらほら見かけますが、大手のショップではだいたい上記の価格帯です。

ニセモノ・類似品にはくれぐれもご注意くださいね。

 

コツをおさえて上手なブラッシングをしよう!

換毛期が終わるまでは、短毛種ちゃんも長毛種ちゃんも毎日ブラッシングしましょう。

冬毛が生えそろって抜け毛が少なくなったら、週に2回くらいのペースに落としてOKです。

ただし長毛種の場合は、季節に関わらずできるだけ毎日お手入れしてあげましょう!

それでは、ブラッシングのやり方とコツを紹介します。まずは基本から。

 

ブラッシングの基本

ネコちゃんがリラックスしているタイミングを見計らって、ブラッシングを始めましょう。

まずは、頭や首のうしろ、背中などをナデナデして、気分をくつろげてあげます。

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触られてもイヤがる様子がなければ、ラバーブラシかスリッカーブラシをあてていきます。

最初は背中から。

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抜け毛を取るブラシで、毛並みに沿って梳かしていきます。

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毛がもつれている部分があれば、コームでほぐしてあげましょう。

背中、おなか、足、しっぽの順にブラッシングできたら、獣毛ブラシで仕上げておしまいです。

続いて、上手にブラッシングするためのポイントを紹介。

 

ポイント1.静電気は霧吹きで防止!

冬にブラッシングをするときは、飼い主さんの手とネコちゃんの間で「パチッ!」と静電気が起こることがしばしば。

静電気予防のため、ブラシをあてる前に水やペットトリートメントを霧吹きしておきましょう!

広範囲にかかるよう、体から少し離して吹きかけるのがポイント。

ただし、ネコちゃんの顔にかからないよう気をつけてくださいね。

 

ポイント2.抜け毛がたまりやすい部分は特に丁寧に!

背中やお尻のような大きいパーツはブラシをあてやすいので簡単ですが、とかしにくい部分やネコが自分でグルーミングしづらい部分には抜け毛がたまりがち。

たとえば、足の付け根しっぽの根本

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それから、首のうしろ

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うしろ足の裏側も気をつけて。

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これらの部分は、小さめのスリッカーブラシやコームなどの小回りの利くブラシで、念入りにお手入れしておきましょう。

 

ポイント3.お腹はムリヤリ触らない!

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お腹も毛が絡まりやすい部分なのでしっかりブラッシングしたいのですが、多くのネコはお腹を触られるのが嫌いです。

嫌がっているのにムリヤリ触ると、ブラッシング嫌いのネコちゃんになってしまうことも…。

優しくお腹に触れてみて、嫌がるそぶりがあれば深追いせずそっとしておきましょう。

どうしてもお腹の毛が気になる場合は、うつぶせにさせた状態で、背中の皮膚を上向きに軽く引っ張ります

そうして、横側からブラシをあてて梳かすといいでしょう。

 

ポイント4.たまには首輪の下もお手入れしよう!

ふだん首輪をつけているネコちゃんは、首回りの毛づくろいができません。

たまには首輪を外してあげて、首回りを存分にほぐしてあげましょう。

コームで抜け毛をしっかり取ってあげてくださいね。

ついでに首輪のサイズのチェックもしておきましょう!

指が2本入るくらいが安全です。ゆるすぎもよくないので注意!

 

ブラッシングが嫌いなネコちゃんはどうすればいい?

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換毛期だし、はりきっていっぱいブラッシングするぞー!

…と思っていても、ブラッシングが嫌いでなかなかじっとしていてくれないネコちゃんもいますよね。

うちの子も小さいときからブラッシング嫌いで、よっぽど機嫌のいいときでなければすんなりお手入れさせてくれません(泣)

そんなネコちゃんの場合、どうすればいいのでしょう?

 

よく言われるのは、ごほうびを与えてブラッシングを好きにさせる方法。

ブラッシングのたびにおいしいオヤツやトリーツをあげて、「大人しくブラッシングをされるといいことがある」と覚えさせる作戦ですね。

ただ、ダイエット中のネコちゃんや、ごほうびの嬉しさよりもブラシの嫌悪感が勝ってしまうネコちゃんにはこの作戦が通用しないことも。

そんなネコちゃんのために、新たな作戦をいくつか考えてみました。

 

作戦1.寝ている間に済ませる!

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1つ目からやや強引ですが(笑)、ネコちゃんが眠っている間に気付かれないようブラシをかけてしまう作戦です。

ネコちゃんがよく寝入っているタイミングを見計らい、起こさないよう そ~っとお手入れします。

家ネコは一日の大半を寝て過ごすので、チャンスは多いはず!

ネコちゃんが起きそうになったら、すぐに中断して知らんぷり。深追いは禁物です。

「気のせいかニャ?」とまた眠りについたら、しばらくそっとしておきましょう。

この方法だと、毎回少しずつしかお手入れできないので 一日に何度もトライする必要がありますが、

嫌悪感を与えないよう気をつけて回数を重ねていくうち、だんだんブラッシングに慣れてくれるケースもあります!

気長にコツコツ取り組んでみましょう!

 

作戦2.ブラシの種類を変えてみる

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ブラッシングが始まると嫌がるそぶりを見せて逃げていってしまう…そんなネコちゃんの場合、

使っているブラシの感触が気に入らなくて嫌がっているというケースが考えられます。

試しに、ブラシの種類を変えてみましょう。

ラバーブラシを嫌がるのなら、より引っかかりの少ないスリッカーやコームに。

スリッカーやコームなどの櫛系ブラシを嫌がるなら、よりソフトな感触のラバーブラシに。

また、同じタイプのブラシでもメーカーによって使い心地が大きく異なる場合もあります。

色々な種類のブラシを試して、一番嫌がらないものを探してみましょう!

 

作戦3.据え置きブラシを用意してみる

「ブラッシング自体は嫌いじゃないけど、ヒトにやってもらうのは好きじゃないの!」

なんて思っているマイペースなネコちゃんには、据え置きブラシがぴったりかもしれません!


グルーミングアーチ

据え置きブラシは、抜け毛を絡め取るグルーミングブラシが巻きつけられたポールやアーチに体をスリスリさせることで 遊びのような感覚でブラッシングできちゃうユニークなアイテム。

↑こんなふうに、爪とぎと一体型になっているものも。またもやPEPPYさんのグッズです(笑)

体のお手入れと遊びが一緒にできちゃうのは嬉しいですね。

換毛期に限らず、シーズンを通して使えるので非常にオススメです!

 

以上、ブラッシング嫌いを治すための試行錯誤をご紹介しました。

一筋縄では行かないネコちゃんも多いようですが(うちの子もすっごく大変でした)、少しずつ慣れてもらえるように頑張ってみてくださいね!


以上、換毛期特集『上手にブラッシング編』をお送りしました。

特集最終回となる次回は、『抜け毛のお掃除編』をお送りします!

お楽しみに!