前回は、ネコにやってはいけない7つのことを紹介しました。
今回は、子ネコの体温調節の方法について紹介します。
赤ちゃんネコは自分で体温を調節できない!?
大人になったネコは、
寒いときには丸まったり、
暑いときには伸びたりして、
自分で上手に体温調節をするようになります。
しかし、子ネコは大人ネコのように上手に体温を調節することができません。
特に生後4週までの赤ちゃんネコは、まったくと言っていいほど体温調節をする能力を持っていません。代わりに、お母さんネコに温めてもらったり兄弟ネコたちと寄り添ったりして体温を整えています。
そのため、捨てられたりはぐれたりして一人ぼっちになってしまった赤ちゃんネコを保護したときは、飼い主さんが母ネコ代わりになって体を温めてあげましょう。
飼い主さんが赤ちゃんネコを温める方法としては、”保温箱”を用意してそこに入れてあげるのが一番簡単です。保温箱は身近なものですぐに作れますよ。
それではさっそく、保温箱を用意してみましょう。
簡単3ステップ!『保温箱』を作ってあげよう
用意するものはこちら。
1.段ボール
2.タオル 2枚
3.湯たんぽ もしくは ペットボトル
これだけです!
■ステップ1
まずは、段ボールの底にタオルを1枚敷きます。
スキマのないようしっかり敷き詰めてください。
■ステップ2
湯たんぽを置きます。湯たんぽがなければ、40℃くらいのお湯をペットボトルに入れて代用しましょう。
湯たんぽは、箱の半分くらいの面積を占めるように置きましょう。子ネコが暑いと感じたときに湯たんぽから離れることができるようにするためです。
ペットボトルのお湯は時間が経つと冷めるので、1~2時間に1回くらいのペースで新しいものと交換してあげてください。
なお、湯たんぽの代わりにカイロを使用するのは避けましょう! 子ネコが低温やけどしてしまう可能性があります。
■ステップ3
湯たんぽorペットボトルの上に、2枚目のタオルをかぶせます。
タオルをかぶせる理由は、湯たんぽが直接体にあたると低温やけどをする恐れがあるからです。できるだけやわらかいタオルをかぶせておきましょう。タオルの代わりに毛布を使ってもいいですよ!
準備ができたら子ネコを保温箱に入れてあげよう
保温箱が用意できたら、部屋の中の静かな場所に置きます。暑すぎる所や寒すぎるところ、温度変化の激しいところなどは避けてください。
保温箱の場所を決めたら、子ネコを入れてあげましょう。異変はないか、よく眠れているか、暑がったり寒がったりする様子はないか、こまめに観察してくださいね。
生後1ヶ月を過ぎると、子ネコは徐々に体温調節ができるようになっていきます。それと同じ頃に、歩けるようになったり好奇心が芽生えたりして活発になっていくので、保温箱から出してお家の中を冒険させてあげましょう。
元気に育ってくれるといいですね!
以上、子ネコの体温調節について紹介しました。体調が不安定な赤ちゃんネコは、目を離さず見守ってあげてくださいね。
次回は、ネコが安全に過ごせるお部屋の環境づくりについて紹介します。お楽しみに!
⇒ネコと暮らすための準備をしよう!安全なお部屋づくり
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